_将来を見据え、49歳で一念発起し会社員から農業の道へ進んだ西林徹さん(52)。阿南市で妻の真里子さんと共にハウス17.5㌃でキュウリを栽培し、夫婦二人三脚で農業経営に励んでいる。天候や市場価格の変動など数々の問題と向き合いながら試行を続け、栽培技術の向上や収量アップを目指す。
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_「最初はアボカド栽培に興味があり、農業支援センターに行きましたが、職員の方から阿南市で栽培する方も多く、ノウハウを学びやすいハウスキュウリを勧めてもらい挑戦することにしました」。西林さんは就農のきっかけについて、こう話す。しかし実際の経営は一筋縄ではいかず、天候や市場価格の変動など厳しさを実感した。
_就農して強く実感したのは「体が一つの資本」ということだ。就農1年目に新型コロナウイルスに感染した際は、毎日の管理が欠かせないキュウリ栽培では休むことができず、会社員時代との違いを痛感した。
_給水や収穫など、ほとんどの作業を真里子さんと2人でこなす。西林さんは「仕事も家事も支えてくれる妻がいるからこそ、キュウリを作り続けることができます」と、妻に感謝する。
_技術面では今も試行が続く。知識や経験を毎年積み、栽培管理の工夫を重ねているものの、目標とする収量の向上になかなか結び付かない。特に、給水量など、その日の天候や気温に左右される作業は感覚をつかむのが難しいという。
_新規就農した西林さんを温かく見守り、気にかけてくれる地域の人たちの存在もある。西林さんは「今年は、他の農家さんのハウスを見学させてもらい、環境の違いや技術を肌で感じることができました。その経験を自分のハウスにも生かし、今後も小さなことでも工夫を凝らし、新しい取り組みに挑戦していきたい」と抱負を話している。

キュウリの生育を確認する西林さん



