_農業で幸せに生きていく」を経営理念に掲げ、阿南市に本社を置き、神戸市や兵庫県姫路市に拠点を持つ株式会社情熱カンパニー。キャベツ8㌶とブロッコリー10㌶、チンゲンサイ3㌶、オクラ0.7㌶、水稲5㌶、ケイトウ1㌶、ミカン16㌃を栽培し、販売まで手がける。
_三木義和代表(46)によると、自分の「得意」分野を生かせる会社をつくりたいというのが出発点。そのため、まずは一人一人の得意分野を探す。「試行錯誤を重ね、それが見つかった時は感動的ですね。好きなこと、得意なことだから自分で自然と工夫して伸びていってくれます」と話す。
_栽培や収穫は、作業工程を細かく分け、チーム編成や準備物も一目で分かるようにしている。これも「得意な人に任せて自社に合ったものを作っていって今の形になっているんですよ」と説明する。
_離職率の低さの一因になっているのが、社内クラブ活動だ。年に4回開く「情熱居酒屋」では、スタッフ同士が交流を図る場を提供。スタッフが調理した自社産野菜の食べ方を共有しながら、親睦を深める。さらに「情熱絵画クラブ」(本年度から「情熱アートクラブ」)を開催。水彩画や藍染め作品を作ってプレゼンし合い、表現することで感性を養い、仕事に生かす。
_三木代表は今後について「地域で働く場の提供や高齢者の生きがいづくりなど多面的な価値を生み出し、農業がインフラのように『なくてはならないもの』として社会に位置付けられるように取り組んでいきたいですね」と話す。

情熱絵画クラブで描いた絵を説明する三木代表。「『ミカンの香りを表現する』を題材にした絵です。商品にもデザイン化して取り入れています」



