_母・妻・従業員2名と共にキャベツ5㌶・ブロッコリー40㌃・枝豆40㌃を栽培している徳島市国府町の寺岡誠介(32)さん。就農して11年目となる今期、新たにピーマン10㌃・ゴーヤ10㌃に挑戦している。
_2年前に農業経営全般の管理をしていた父親を突然亡くし、経営を任される事となった寺岡さん。当時は、相続等により農作業がまともに出来る状況ではなく、収入が一定期間なかったという。父親と同じ様な品質の良い農作物がなかなか出来ずにとても苦労をした。この先の不安も抱えながら作業をしている中で、保険期間中であっても収入の減少が見込まれる場合に資金繰りを支援するため無利子で融資を受けられるつなぎ融資の制度を利用した。「つなぎ資金を受ける事が出来たため、経営を立て直すきっかけとなりました」と話す。
_また、暖冬の影響を受けて生育が早く、収穫が追い付かなくなった時もあった。しかし、地域の先輩農家から指導を仰いだり、労働力の面でも助けてもらったりしながら試行錯誤する事で、なんとか乗り切る事が出来た。「父親が収入保険に加入していたため、自分も加入することができ、収入面だけではなく精神的な面でも大変助かった」と寺岡さん。
_これを機に、ブロッコリーをメインの栽培品目にしていたのを、加工用のキャベツ等を栽培の中心にして収入が見込めるようにし、経営の安定を図った。品質の向上はさることながら、食味の向上も目指し、土壌改良や化学肥料だけに頼らない施肥設計等の改善も行った。また販路拡大の為に経済同友会等に参加し、販売店や飲食店の方々との繋がりも出来、直接注文をもらえるようにもなった。「現状に満足することなく日々新しい事にチャレンジしていきたい」と意欲を高める。

ゴーヤーの出来を見る寺岡さん



