農業共済新聞(6月)を掲載しました

農業共済新聞(6月)を掲載しました

良質の小麦で夢実現
おいしいパンを追求
吉野川市 吉野秀さん・真理子さん

_【徳島支局】「自然豊かな所で生きたい」という思いで吉野川市美郷に移住したのは、吉野秀さん(44)と妻の真理子さん(39)。夫婦で温めていた夢を実現し、2021年9月にパン店「moku moku note Bakery & Cafe」をオープンした。
_自然に近い農法で栽培された小麦を主に使い、全粒粉を多く配合したパンは薪窯〈まきがま〉で丁寧に焼き上げられ、奥深い香りや味わいを感じる。「酵母は自家製です。昔住んでいた町で作っていたときに比べ、自然あふれる美郷の水と空気のおかげで酵母菌がすごく活性化していると感じます」と吉野さん。
_店頭には、数種類の小麦の配合を変えて作る「杢〈もく〉」「玄〈くろ〉」の2種類を軸に、ナッツやベリーなどいろいろな素材を練り込んだパンが並ぶ。
_今年は小麦を提供してくれる農家が新たに増え、その小麦を使用したパンが秋ごろには味わえる見込み。吉野さんは「地元の農家さんが大事に育てた質の良い小麦を、おいしいパンにして消費者に届けます。おいしいパンをシンプルに追求し、純阿波産(100%徳島)を目指したい」と話す。

写真説明=自慢のパンを手にほほ笑む吉野さん夫妻