売れ残り解消へ出荷調整  ネットやチラシで特売日に照準

売れ残り解消へ出荷調整  ネットやチラシで特売日に照準

* 新規就農3年目を迎える石井町の天羽達也さんは、「売れ残りは廃棄になってしまうので、ネットやチラシで店舗ごとの特売日を把握して、出荷数を店舗ごとに自分で決めています」と話す。
* 天羽さんはホウレンソウ80㌃、ジャガイモ20㌃、オクラ10㌃、水稲1㌶を栽培する。ホウレンソウの出荷は12月下旬から始まり、繁忙期の3月から5月までの3カ月間、母親と2人で収穫から出荷まで毎日こなす。主にスーパーの配送センターに直接出荷し、そこから徳島県内、関西の系列店まで新鮮な野菜を届けてもらっている。
* 就農当初、祖父から譲り受けたトラクターやコンバインは1台ずつ。今ではトラクターを3台保有するまでになったが、「思い切って会社を辞めて就農したけど、祖父がお米を作っていただけの兼業農家だったので、設備投資など初期の費用面で不安は多少ありました」と振り返る。
* 新たに来年の水稲や野菜の作付けを近隣の人から頼まれた天羽さん。地域の担い手として将来が期待されている。

写真説明=オクラの圃場で片づけの準備をする天羽さん