** 阿南市 八多 正夫さん
*夫婦二人三脚でフキと水稲を手がけています。以前はタケノコを主に栽培していましたが、隔年結果が激しく収入が安定しないため、販売価格の安定した園芸施設でのフキ栽培に切り替えることを決めました。
*しかし、けがや病気で作業ができなくなると、収入減少につながる恐れは大いに考えられます。また、近年は過去に経験したことのない異常気象や大災害が多く発生しており、さまざまなリスクに備えておく必要があると思い、収入保険への加入を決めました。
*収入保険は、収入の減少を補償してくれるという安心感があり、安定した経営を続けられることが魅力だと感じています。
*フキ栽培を始めて20年になりますが、毎日が忙しく、特に年3回の収穫期は寝る間も惜しいほど。大変ですが、消費者の皆さまに高品質な農産物をお届けしたいという思いから、いかにして品質改善に力を注げるかを心がけて生産しています。
*現在はフキと水稲が経営の中心ですが、果樹類の販売も検討しており、ブドウ、イチジク、ライチを試験的に栽培しています。ブドウとイチジクは複数の品種を栽培し、品種ごとの特性を見極めている段階です。
*ライチは定植して8年、今年ようやく収穫することができました。国産の生ライチはまだ珍しいフルーツだと思うので、今後に期待しています。
*将来的には価格の安定したフキに、高単価の果樹類を組み合わせることで経営拡大を目指したいと考えています。失敗を恐れず、新たな挑戦ができるのも収入保険の下支えがあればこそだと思います。