** 地域農業の発展を図ろうと、宮俊文さんの呼びかけで、三好市と東みよし町のベテランと若手で設立した「にし阿波ファーマーズ」。宮さんをはじめ、代表を務める大西耕司さん、浦岡勝正さん、森下孝裕さん、大西豊さんの5人で構成する。
* メンバーは〝もうかる農業〟をモットーに、もちトウモロコシ、祝蕾の栽培を2年前に開始。新たな地域の特産品として県内外への販路開拓を進めている。
* もちトウモロコシは紫色の実のものと、紫色と白色のバイカラーの2種類。もちもちした食感とほんのりとした甘さが特徴だ。実の色を生かしたポタージュや天ぷら、食感を生かしたとうもろこしご飯など、さまざまな料理に合う。ひげ付きのヤングコーンは生でも甘みがあり、サラダのほか、ひげを吸い物や素揚げにするのもお薦めという。
* 大西耕司さんは「海外では粉末状に加工することが多いそうなので、今後はもちトウモロコシパウダーをお菓子作りなどに活用してもらうことも考えています」と話す。
写真説明=もちトウモロコシの圃場で、にし阿波ファーマーズのメンバー。前列左から宮さん、浦岡さん、後列左から大西耕司さん、森下さん