1鳴門市で「なると金時」を栽培する木内農園の木内雅和さんは、農薬使用量を一般の半分以下にし、化学肥料を抑え有機肥料を使っている。商標登録した「太陽と潮風と海砂で育てたなるとの金太郎」は、同園のオリジナル商品。特別栽培農産物の認証を受け、圃場ごとに適切な栽培管理を実践している。
1木内さんの畑の農薬使用回数は、多い畑で4~5回だけ。天敵を利用したり、さまざまな捕虫器を設置したりして農薬の使用量を減らしている。「畑を見回り、観察して、農薬を使うタイミングや量を見極めるのが難しいですね」と木内さん。苗は昔ながらの品種「高系14号」を使った木内農園独自の苗で栽培する。
1なるとの金太郎は、焼くと芋の縁があめ色のようになり、後味がしつこくない甘さで次々と食べられるのが特徴。「試行錯誤の途中ですが、できるだけ自然のものを使って安全・安心でおいしい芋ができるように頑張っていきたい」と話してくれた。
1写真説明=「両親の代から特別栽培をしています」と木内さん