・生乳の安定供給目指す

・生乳の安定供給目指す

力を合わせて令和にチャレンジ
「令和」初のお正月! 結婚して数年の初々しい専業農家の若夫婦にとって、初めて迎える時代の節目です。新時代の夢や抱負、農業にかける思いを紹介します。

*美馬市脇町で酪農を営む西條知也さん・美沙さん夫妻は2016年に結婚。搾乳牛を増やし、規模拡大を進めていくのがこれからの目標だ。
* 知也さんは会社勤めをしていたが、家業を継ぎ酪農家に転身した。「しっかりと世話をすることで、不調な牛が元気になったり分娩が無事に済んだりしたときなどにやりがいを感じます」
* 美沙さんは香川県で酪農に携わる仕事に就き、その後は徳島県の牧場に就職した。「仕事を続けるうちに酪農がどんどん好きになり、結婚するなら酪農家と決めていました」。現在は子育てをしながら、父母と共に約100頭の乳牛を飼育している。
* これまでは自家生産牛だけで経営していたが、19年から新たに導入も行うようになった。乳量の多い牛を入れていくことで、これまで以上に安定した生乳の供給ができるように、先を見据えた経営形態の改良にも力を入れている。
* さらに、新たな設備を設け、掃除などの機械を取り入れた。作業効率が上がったため、時間を有効に使い、牛が健康で安全に暮らせるための対策や改善も進めている。
* 知也さんは「2歳になる息子がいますが、まったく怖がることなく牛と接し、遊びながらも仕事をまねてくれています。将来、親子で一緒に酪農ができたらうれしいですね」と笑顔で話してくれた。

写真説明=西條さん夫妻。「休みのときには家族でドライブに出かけたりして気分転換をしています」と知也さん