* 「市場の需要があるM級サイズの良品を安定出荷できるように、摘果や剪定、消毒などに気を配り、多くの方にユズの風味の良さを味わってもらいたいですね」と話すのは、那賀町の湯浅幹央さん。25年前に定植し、本格的に取り組み始め、現在36㌃でユズ栽培に力を注いでいる。
* 毎年10月下旬ごろ、5~7割程度着色した実から取り始め、11月下旬には収穫を終える。「普段は1人で作業していますが、収穫や実の選別作業には4人ほど手伝いに来てもらっています」
* 料亭に出す葉付きユズなどの高級品は、病虫害などで傷や変色がないか湯浅さん自身の目で十分に確かめており、選別にはかなり神経を使うという。また、良品を栽培するため、葉の表裏、果実や木全体を時間をかけて念入りに防除している。
* 「適期に防除できるように心がけていますが、雨が続くとできないので気象に左右され難しいときもあります」と湯浅さん。「大変なときもありますが、試行錯誤しながら良品を出荷できるよう頑張りたい」と話してくれた。
*写真説明=「中学生と高校生の孫が陸上競技の長距離選手で活躍していて、県内外に応援に行くのが楽しみ」と湯浅さん