_吉野川市鴨島町にある直売所「ひまわり農産市」では、収穫時期に合わせ、毎年6月上旬の日曜日に2週続けて「スイートコーン祭り」を開催し、「甘々娘〈かんかんむすめ〉」の店頭販売や収穫体験を行っている。甘々娘は糖度が約17度あり、果物と同じくらい甘いことからスイートコーンと呼ばれ、生でも食べられるのが特徴だ。
_「祭りに備え、32戸の栽培農家が朝に収穫したものを、開始ギリギリまで箱詰めしています。それでも一度に10箱以上売れるときもあり、先週は昼までに完売してしまったので、今週は4万本用意したんですよ」と店長の川原真澄さん。
_収穫体験には開始時刻に合わせて小学生たちが圃場に集まる。収穫した甘々娘を5本まで持ち帰ることができるとあって盛況だ。参加した本庄未宙〈みそら〉さんは「ちぎるのは大変だったけど、大きなトウモロコシが取れたのでうれしかった」と笑顔で話す。
_川原さんは「旬のうちに味わっていただきたい。朝取りのものをゆでて食べるとすごく甘いですよ」と話している。
写真説明1=販売コーナーで接客する川原さん(左)
写真説明2=「大きくておいしそうなものを選びました」と未宙さん