〈輝く女性たち〉デコポン無加温栽培15年

〈輝く女性たち〉デコポン無加温栽培15年

中村 育美さん
★水稲約70㌃、デコポン(園芸施設)14.4㌃★徳島県阿南市)
「デコポン」の無加温栽培を始めて15年という中村育美さん。今後は、パプリカ栽培やICT(情報通信技術)を学び活用したいと意欲的だ。
◆    ◆
ーーデコポンを栽培するきっかけは?
_夫の父母がハウスイチゴを栽培していたのですが、高齢のためやめて、その園芸施設の高さなどを補修し、デコポンを無加温で栽培することにしました。デコポンの栽培を決めたのは主人です。
_私はそれまで農業の経験がなかったので、初めのころは体力に自信がなくて大変でしたが、だんだん力がついてきましたね。夫はサラリーマンなので、日曜日や仕事が休みの時は消毒や収穫を手伝ってくれますが、剪定や摘果、施肥などの普段の作業は私が行っています。収穫したものはすべてJAアグリあなんに出荷しています。
ーー栽培管理で注意していることは?
 _害虫です。特にダニ対策に気を付けています。目に見えるダニ、見えないダニがあるので対応が難しいです。施設に入ると、においでダニがいるかどうか分かる人がいるそうですよ。
_ダニが葉に付着すると生育が悪くなるので、葉の裏からも丁寧に消毒をする必要があります。あとは枝が実の重みに耐えられるように枝つりをする作業が大変です。
ーーやりがいを感じるときは?
 _自分が食べておいしいと思う瞬間。買ってくださった方が「おいしかった」とおっしゃってくださったときが一番うれしいですね。
ーーこれからやってみたいことは?
 _デコポンを栽培しながらパプリカの栽培にも挑戦したいと考えています。また、徳島県シルバー大学校でICT講座を受講します。ICTについて勉強して、これからの農業や生活に役立てたいです。

写真説明=2月の収穫までの間、約150本の木の剪定や摘果、施肥などを行う中村さん