ワインと人生を一つに

ワインと人生を一つに

井下 奈未香さん
徳島県三好市
栽培から販売まで実現
ソムリエ資格を持つ三好市池田町の井下奈未香さんは、ワイナリーやワインショップで働いていたが、結婚を機に奈良県から徳島に移住。移住した時は、すでに「ブドウ農家になること」を決めていたという。
「徳島ではワイン用ブドウの栽培に関する先人がおらず、アドバイスをもらうことができなかったため、試行錯誤しながら育ててきました。また、ブドウを定植するためにパワーショベルの免許も取得しました」
現在は、「ヤマソーヴィニヨン」「ピノ・ノワール」「甲斐ブラン」「リースリングリオン」の4品種のブドウを栽培している。
2015年に定植したヤマソーヴィニヨンを収穫、醸造を行い、18年秋に自分で手掛けるワインという夢を形にした。「一生に一回でも、栽培から加工・販売まですべて自身で手掛けたワインを完成させることができて、何より幸せ。とにかくワインが好きすぎて、ワインと人生を一つにしたい」と笑顔で話す。
「いつまでにどれだけ製品化するというように、人間のサイクルに合わせてブドウに無理をさせたくない。自然のまま、木を見守るように育てていきたいので、除草剤や殺虫剤も使用せず、自分でハサミを使って駆除している。虫は大嫌いだけど、ワインへの思いの方が大きい」
ワインの魅力を発信しようと、ワインショップもオープンさせた。20年春には200本の植樹を予定している。
「できることを探すより、やりたいことをしたい。簡単じゃないからこそ、好きなものに携わってずっと続けていきたいし、仲間を募ってもっと広げたい。いずれはワイナリーもオープンさせて、四国の真ん中のこの地から、四国のワインを各地に発信していきたい」と意気込む。
▽連絡先=NATAN葡萄酒専門店(三好市池田町マチ2184の5、電話090・6917・5044、FAX0883・87・8211、メール x1739.com@gmail.com)

写真説明=「ワインにするためのブドウも探しているので、ワイン造りに興味のある方はぜひご連絡を」と井下さん