体験教室を開講 養蚕の魅力アピール

体験教室を開講 養蚕の魅力アピール

 _「養蚕の文化・技術を絶やしたくないんです」と話す美馬市美馬町の前田清子さん。夫の豊太郎さんと2003年11月に自宅の蚕室を改築した蚕糸記念館をオープンした。館内には養蚕に関する資料・作品の展示のほか、はた織りなどの体験教室も開いている。
_前田さんは「繭玉が必要なため、知り合いの農家に協力を依頼して養蚕を再開してもらった」と話す。
体験教室では、繭玉からシルクができる工程を体験でき、その繭玉を使用したシルクのランプシェードを作ることができる。参加していた生徒からは、その美しい仕上がりに驚きの声があがっていた。LEDの照明器具にシェードをかぶせると、時間とともにさまざまな色を映し出す。作品は1時間ほどで完成する。
_かつて養蚕が盛んだった美馬市。前田さんは「この教室を通して蚕の魅力を再発見してほしいですね」と話している。

▽問い合わせ=美馬蚕糸館(美馬市美馬町谷口5の1)▽営業時間=午前9時~午後5時(平日のみ)▽電話090(2781)0029

写真説明上=「繭から生糸や絹織物を作る体験や学習を通じて蚕業の魅力を発信したい」と前田さん
写真説明下=LEDの七色の明かりを楽しむことができるシルクのランプシェード

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