〈旬の味もう一品〉 切り干し大根のかきまぜずし

〈旬の味もう一品〉 切り干し大根のかきまぜずし

徳島県上勝町 野田由香さんが紹介

_「切り干し大根は、大根突きで作ったものと、小口切りの2種類を作っています」と話す上勝町の野田由香さん。小口切りの切り干し大根は、自宅で食べるかきまぜずし用で、突いたものより歯応えがあるのが野田さん好みだという。
_切り干し大根は、1週間くらい天日干しすると水分が減り、うま味や栄養が凝縮される。旬の時期には、地元の産直市に出品するほか、地元の保育園や小・中学校の給食にも使用されているという。
_野田さん宅でも、この時期、切り干し大根を使った一品がよく食卓に並ぶ。「かきまぜずしは、切り干し大根だけでなく、ニンジン、ユズ酢、米も自家製です。煮つけにも入れますが、作るときには多めに作ってしまいますね。野菜は大きいものより小ぶりなものが好まれるようなので、ニーズに合わせたものを栽培しますが、自分で料理するときには盛りだくさんにしてしまいますね」と笑顔で話してくれた。

◎レシピ
◇材料(約6人分)
〈酢飯〉
米……5合
ユズ酢……100cc
塩……大さじ1程度
〈具材〉
切り干し大根……乾燥した状態のもの100㌘(水で戻して倍量くらいになったものを使う)
ニンジン……3本
平天(練り物、天ぷら)……5枚
〈調味液〉
しょうゆ……100cc
みりん……20cc
砂糖……25㌘
酒……少々
ダイコンの葉……塩ゆでして、みじん切りにしたもの……適量

◇作り方
(1)具材を適当な大きさに切り、調味液で炊く。
(2)米を炊き、ユズ酢・塩を加え、酢飯を作る。
(3)(1)と(2)を混ぜ、ダイコンの葉をちらす。

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20190203-1

 

 

 

 

 

 

写真説明上=かきまぜずしには「おでん大根」を小口切りにした切り干し大根を使用
写真説明下=大根突きで作ったもの(左)と小口切りの2種類の切り干し大根を手に野田さん