___ 竹中 直美さん (徳島県美馬市脇町)
_自家産の小麦などを製品化して販売する会社「実森(みもり)ラボラトリー株式会社」を2018年1月に仲間と立ち上げ、4月に国の6次産業化認定を受けた。11月からは社内に教室用のキッチンを整備し、パン教室を開くなど精力的に活動している。
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――きっかけは?
_もともとパン作りが趣味で、夫(均さん=46歳)が経営する「はなみち農園」で、麦を栽培してパンに使う小麦粉ができないか持ちかけたところ、小麦を栽培してくれることになりました。現在はその麦を使って小麦粉やパンケーキミックスを製品化して、道の駅や知り合いの喫茶店で販売しています。
――苦労したことは?
_強力粉に入っているグルテンがパンを膨らます成分なのですが、その量が少ないのか、最初の1、2年は全然膨らまずパンになりませんでした。それを改良していくのが大変でした。
――やりがいは?
_ママ友さんたちと「やっぱり子どもたちには安全・安心なものを届けたいね」という話をしていて、パンケーキミックスを作る際は、鳴門産の塩、サトウキビの砂糖、ベーキングパウダーはアルミフリー(食品添加物アルミニウムやその化合物を含む原材料を使用していないもの)と素材に気を使っています。そういった商品をおいしいといってリピートしてくれるとやっぱりうれしいです。パン教室でワイワイにぎやかにできるのも楽しいですね。
――今後の目標は?
_自分が作ったパンや焼き菓子を販売していきたいです。
写真説明=商品化した小麦粉とパンケーキミックス、ソバ粉を使ったシフォンケーキを前に竹中さん