徳島市 大久保誉大さん・迪子さん
_「親戚がハウスでキュウリを栽培していて、以前から空きハウスがあると聞いていました。勤めながら農業に携わるのもいいなと思っているうちに、支援金を受けられる年齢制限も迫ってきたので、今年3月に退職し、就農しました」と話すのは、徳島市多家良町の新規就農者・大久保誉大さん。
_現在、妻の迪子さんとともに、10㌃のハウスでキュウリ栽培に取り組んでいる。「休みの日には子どもたちも手伝ってくれるんですよ」と迪子さん。
_夫妻ともに初めての農業だが、キュウリ栽培を50年以上続けてきた親戚が近くにいるので、誉大さんは3日と空けず通ってさまざまなことを習うという。迪子さんは「通りすがりに声をかけて、様子をみてくれる方たちもいてありがたいです」と話す。
_誉大さんは「とかく大規模経営へと目が向けられがちですが、小さな農家でもちゃんと稼いでやっていけるということが、これからの農業を支えていくことになると思うので、まずは一人前の技術を身に付けて安定した出荷を保てるよう努めたいです」と意気込む。
写真説明=「嫁さんのおかげで就農に踏み切れました」と誉大さんと迪子さん