きな粉とヨモギのおはぎ 「はんごろし」

きな粉とヨモギのおはぎ 「はんごろし」

_「もち米にうるち米を混ぜたものを半分ほどつぶして作るおはぎのことを、相生地区では昔から『はんごろし』と言うんです」と話す、那賀町の相生農産加工グループ「ビーンズあい」代表・幸田伸子さん(80)。
_はんごろしは同町相生地区の郷土料理で、地元の「農産物直売所あいおい」で販売されており、昼すぎには売り切れることもある人気商品だ。きな粉とヨモギの香りに、ほどよい甘さのあんがとてもよく合う。
_「人気の秘密は手作りのあんかな」と幸田さん。飽きのこない素朴な味わいは、おふくろの味を思わせる一品だ。「郷土料理を受け継いで、ぜひわが家の味を作ってほしいですね。ビーンズあいの後継者も募集しています」と話す。
_◎レシピ
_▽材料(30個分)
もち米……700㌘
うるち米……50㌘
あん……500㌘
ゆでたヨモギ……80㌘
きな粉、塩……適宜
_▽作り方
《1》もち米とうるち米を混ぜ、水に20~30分漬けておく。
《2》塩を入れて炊く。
《3》ゆでてあく抜きをしたヨモギを入れて、すりこぎで米粒の形が残るほどにつぶす。
《4》あんを作る(市販品でも可)。
《5》つぶした米であんを包み、きな粉をまぶして仕上げる。

201710_3_1

 

 

 

 

 

 

写真説明①=はんごろし
201710_3_2

 

 

 

 

 

写真説明②=幸田さん(右端)と相生農産加工グループ「ビーンズあい」のメンバー