耕作放棄地を増やしたくない 水稲受託にやりがい

耕作放棄地を増やしたくない 水稲受託にやりがい

__「受託作業は耕うん、田植え、刈り取りなど農機具を使う作業が中心です。依頼者は、田はあるけど作りたくても作れないお年寄りや、コンバインなどの機械を持っていない方が大半です。後継者不足で放棄地を増やしたくないですし、昔から続いている稲作を絶やさず、中山間の活気や景観をこれからも保ち続けることが目標です」と話す東谷浩(ひがしだにひろし)さん(42)。 __那賀町を中心に水稲の受託作業を始めて3年目。自身も認定農業者として水稲を5㌶栽培し、受託分と合わせて30㌶を田植えから刈り取りまでの作業をほぼ一人で行っている。 __20年ほど前から同町の農林業に携わり、後継者不足や耕作放棄地の増加などの問題を目の当たりにし、自分が何かの役に立てないかとの思いから水稲の受託作業を行うようになった。 __東谷さんは「作業時期が集中するので体調を崩さないように心掛けています。作業の合間に農家の方と話すのが楽しみで、『また来年も』と頼りにされ、感謝してくれるのでとてもやりがいを感じます」と笑顔で話す。

写真説明=「耕作ができなくなって困っている人を助けたい」と東谷さん

 

 

 

 

 

 

 

 

2017_09_03_1

 

 

 

 

 

_