畜産に携わって半世紀 培った経験を息子へ

畜産に携わって半世紀 培った経験を息子へ

__石井町高川原で和牛繁殖を営む久米治義さんは、父親が戦後間もなく始めた畜産業を継いで今年で50年になる。
__15年ほど前までは乳牛を飼養していたが「事故牛を減らせる可能性が高く、手間も減らせる」ことから和牛繁殖に切り替え、現在は約25頭の親牛を飼育。子牛を9カ月ほどまで育てて出荷している。
__久米さんは、下痢で子牛が死にかけたことがきっかけで、それ以来欠かすことなく行っているのが、出産前の親牛に子牛の下痢を予防するワクチンを接種すること。子牛の下痢を約9割防ぐことができたという。
__現在、畜産業の他、水稲を約60㌃、ブロッコリーなどを2㌶栽培しており、妻の徳恵さん、長男の康雅さん、次男の伸和さんの4人で協力して営んでいる。
__「息子たちが後を継いでくれたのは、本当にうれしかったですよ。体が動くうちは自身の経験をしっかりと伝え、息子たちが話している目標の飼育頭数増や、出産から仕上げ出荷までの一貫方式の導入を楽しみに見守りたいですね」と笑顔で話してくれた。

写真説明=飼育牛の前で笑顔の久米さん

2017_09_01

 

 

 

 

 

 

_