食用藍 新規就農者グループが栽培 地元文化の継承へ

食用藍 新規就農者グループが栽培 地元文化の継承へ

_徳島市多家良(たから)地区の新規就農者7人で発足した「多家良インディゴーズ」は、今年3月から食用の阿波藍(あわあい)を栽培している。
_今は収穫の真っ最中で、シソの刈取機を使って、10日に1回のペースで収穫作業をしている。リーダーの高曽根督也(たかそねまさや)さんは、「作業は8月中旬まで続くんですよ。その後は花を咲かせて種を採る予定です」と話す。
_藍の栽培については、メンバー全員が未経験のため、県農林水産総合技術支援センターの指導を受け、試行錯誤しながら取り組んでいる。メンバーはそれぞれ別の作物も栽培しているため、全員がそろうのは難しいが、高曽根さんは「肥料のやり方や畝幅など、次に生かしたいことが見えてきた」と手応えを感じている。
_メンバーは「農薬を使用しないため草刈りが大変ですが、新しい取り組みなので、今年の成果を見つつ規模を拡大していけたら」と話し、「徳島の藍の文化を盛り上げていきたい」と意気込む。

写真説明上=リーダーの高曽根さん(右から2人目)とメンバー
写真説明下=手作業で肥料をまく
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