_清流・穴吹川沿いの自然豊かな場所にある「しではらブルーベリー園」は、美馬市穴吹町の仕出原自治会が運営している観光農園だ。
_12㌃の園内には南部ハイブッシュ系6種類、ラビットアイ系3種類の9品種が計240本植えられている。成熟時期が3段階に分かれているため、6月上旬の開園から8月中旬まで、いつでも収穫を楽しむことができる。
_全体の管理をする大西善市さんは「訪れる時期によって違う味を楽しむことができるので、入園者は年々増えています」と話す。
_仕出原地区は元々、ハッサクの生産が盛んな地域だったが、高齢化で園地の維持が大変になってきた。美馬市がブルーベリーの産地化を推奨していたこともあり、地区全体の共同での取り組みとして始めることになった。
_「重要なのは土作りですね」と中川章さん。ハッサク園だった土地は粘土質でブルーベリーには向いていない。そこで、スギやヒノキのチップを敷き詰めて地表から50㌢ほどの層を形成することで、適度な排水性と通気性が確保されるようになり、ブルーベリーの生育を可能にした。
大西さんは「夏場は穴吹川にはたくさんの訪問客がいるので、川遊び以外でも楽しんでもらえるようにしていきたいですね」と話してくれた。
▽問い合わせ先=しではらブルーベリー園
(美馬市穴吹町口山仕出原216 ℡0883・53・6494、大西さん方)
▽開園=8月中旬までの午前8時~午後5時(要予約)
写真説明上=ブルーベリー園で中川さん㊧と大西さん
写真説明下=摘み取ったブルーベリーは食べ放題で土産付き
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