安全・安心な蜂蜜、イチゴ 梶浦農園㈱

安全・安心な蜂蜜、イチゴ 梶浦農園㈱

梶浦農園株式会社(吉野川市川島町学)を経営する、梶浦裕樹さん(40)、艶さん(33)夫妻。「何も足さず何も引かない」という自家産100%の蜂蜜とハウスイチゴを生産販売しており、人気を呼んでいる。

「これからの将来を担っていく子供たちのために安心安全な商品を届けるよう心がけています。こんな時代だからこそ、信じられる食品が大切だと思います」との強い思いから自家産100%の蜂蜜を販売している梶浦さん夫妻。
梶浦さんは、ブドウを栽培していたが、2001年から経験のないハウスイチゴの栽培を始めた。イチゴ栽培にはミツバチの働きが欠かせないことが、養蜂を始めるきっかけになったという。

養蜂箱200個を管理

「当初は巣箱を8箱から始めたんですが、なかなかうまくいかず失敗もありました」と当時を振り返る。二人で何度も研究を重ね、現在では200箱を管理しており、数種類の花の蜜からなる「百花蜜」を完成させた。
自然豊かな土地から生まれた天然の百花蜜は、さわやかな風味が特徴。糖度が高く、栄養満点の自慢の蜂蜜だという。
採蜜から瓶詰め作業まで全て手作業で行うのは、「一つ一つ大切に消費者に届けたい思いからです」と真剣に話す梶浦さん夫妻。
11年からミツバチの飼育を始め、13年に梶浦養蜂園を立ち上げ、今年4月、社名を「梶浦農園株式会社」に変更した。「昨年、自宅の納屋を作業場に改築して遠心分離機などを完備したので、まとまった蜂蜜を生産できるようになりました」と自信をのぞかせる。

市のブランドに認定

梶浦さんの蜂蜜は、14年に吉野川市の特産品ブランドの認証を受けた。地元農産市でも好評で、発売してもすぐに売れてしまうほどの人気ぶりという。
ホームページでもネット販売しており「ハチには感謝です。これからもこだわりを大切に、自然のままの味を届けていきたいですね」と梶浦さん夫妻は笑顔で話してくれた。2016_12_1_12016_12_1_22016_12_1_3
写真説明上=作業場の前で梶浦さん家族
写真説明中=イチゴハウスで作業中の梶浦さん夫妻
写真説明下=自家産100%の天然蜂蜜