〈旬の味もう一品〉 ハスと太刀魚・みょうがのすし

〈旬の味もう一品〉 ハスと太刀魚・みょうがのすし

勝浦町坂本の旧坂本小学校を活用した農村体験宿泊施設「ふれあいの里さかもと」が2002年3月にオープン。同時にリーダーの新居和さん(75)を中心に1班4人体制で3班を編成し、それぞれの班長・北山明子さん(65)、林紀子さん(60)、広野定子さん(67)が協力して料理部門を担っている。
新居さんは「地元で収穫した新鮮な食材を中心に料理しています。行政の協力を得て、プロの料理を学んだり、接客やもてなしの作法も勉強しました」と話す。今では四国八十八カ所参りのお遍路さんや外国人の宿泊者も多く、法要の料理の注文にも応じている。
「ハスは昔から酢の物やおすしによく使うんですよ。煮物の彩りにも重宝します。特に都会の人に喜ばれています」と声をそろえる皆さん。酢は「市販の酢に本県特産の『ゆこう酢』『すだち酢』や『ユズ酢』を使うため、まろやかなやさしい味になりますよ」とハスとミョウガを使ったすしを紹介してくれた。
◎レシピ
▽材料(2人分)
すし飯……米2カップ、酢48㏄、ゆこう酢12㏄、砂糖20㌘、塩6㌘
ハス……皮をむいて10㌢くらいの短冊型(厚さ1.5㌢)に切ったもの
太刀魚……三枚におろして10㌢くらいに切ったもの
ミョウガ……少々
▽作り方
《1》ハスは、うす塩する。しんなりしてきたら水で洗って軽く絞り、甘酢(酢大さじ5、砂糖大さじ1~1.5)に漬ける。
《2》太刀魚は、うす塩して、〈1〉と一緒に酢に漬ける。
〈3〉ミョウガは1枚ずつ皮をむき、熱湯にくぐらせ、甘酢(酢大さじ5、砂糖大さじ3、塩大さじ1)に漬ける。
〈4〉押しずしの容器にすし飯を詰め、ハスと太刀魚を半分ずつ載せる。
〈5〉すし飯を握り、ミョウガの皮を載せる。
〈6〉押しずしを切ってミョウガのすしと盛り合わせる。
▽問い合わせ先=ふれあいの里さかもと(食事は要予約)

201610-3-1 201610-3-2