板野町商工会青年部が開発
板野町の農産物を使った漬物「つけもの侍 いたのすけ」が好評だ。板野町商工会青年部が中心となり試作開発に取り組み、2012年から販売を始めている
これは町内の小学生を対象とした公募で決定した名前で、「キュウリのしょうゆ漬」「ウリの奈良漬」「福神漬」「ナスのからし漬」の4種類がある。
同町では吉野川流域の肥沃(ひよく)な土地を生かした野菜類の栽培が盛んで、収穫した野菜を使った漬物の生産も昔から盛んだった。
青年部長の長崎晃夫さん(40)は「いたのすけを販売するようになったのも、板野町の基幹産業である農業の発展に少しでも寄与できればとの思いでした」と話す。
いたのすけの製造には青年部の構成員も営んでいる漬物製造会社数社で製造しており、町内の温泉施設や直売所で販売している。
青年部は20代半ばから45歳までの約15人で構成されており「『板野町といえば漬物』と言われるようになるのが目標です」と意気込んでいる。
写真説明①=自らの手で育て加工した「キュウリのしょうゆ漬」を手に長崎さん(前列左)とメンバー