ハウストマト、イチゴなど
大西 愛子さん
徳島県三好市
自由が利くのが魅力
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――農業を始めたきっかけは?
結婚する26歳まで京都の街中で育ちました。それまで全く農業経験はなかったのですが、トマトやシイタケを栽培していた主人と結婚して初めて農業というものに出合いました。農業をすることより方言に慣れる方が大変でした。
――苦労することは?
自宅にあるハウスでも標高400㍍、車で20分ほどのハウスは標高850㍍の高地にあるので天候の影響を受けやすいところです。強風や雪・雷には特に注意しています。夏も暑いですが、最近はハウスの温度管理などが自動化されているので、以前より良くなっています。また、作物は主に私がJAや産直市に出荷しているので、往復3時間ほどかかるのが体力的にきついところです。
――魅力と楽しみは?
何より自由が利くところだと思います。自分の思い通りにすることができるのも魅力だと思います。また、手間をかければかけるほど、良い作物ができるのもやりがいです。野菜の成長ぶりと収穫して食べること、故郷の京都の友達が年に1回、泊まりがけで遊びに来てくれることが楽しみです。
――今後は?
今まで通り夫婦で協力して、買ってくださるお客さまに喜んでいただけるように良い作物を作りたいと思います。また、今より露地栽培の作付面積を増やし、キャベツやハクサイなどの栽培にも挑戦したいと思っています。
写真説明=「夫婦で協力していいものを作りたい」と話す愛子さんと夫の頼信さん