水稲アイガモ農法 雑草・害虫駆除が楽に

水稲アイガモ農法 雑草・害虫駆除が楽に

水稲アイガモ農法 雑草・害虫駆除が楽に アイガモ農法による米作りを始めて15年になる徳島市末広町の中原君子さん(65歳、水稲40㌃、菜の花40㌃)。農薬を使わないため収量は多くないが、「おいしい」と評判を呼び、今では地元大手スーパーの産直市で店頭に並ぶ人気商品になっている。 もともと農薬を使わず、化学肥料も最小限で栽培していた中原さん夫妻は「夏場の草抜きは手間がかかる作業のため、続けることが難しくなっていたところ、近所の農家がアイガモ農法で米作りをしていることを知り、すぐにノウハウを教えてもらい実践しました」と当時を振り返る。 5羽から始めたアイガモ農法は、水田に生えた雑草や害虫をよく食べるため作業が楽になったという。少しずつ増やし、現在ではひなを50羽飼養。水田に放している時にカラスに食べられる被害があり、見張りを交代でしたり、網を張ったりして対処している。 今は健康食ブームもあって、玄米の方が白米より需要が高いという。4年前からは息子が後を継いで栽培しており「これからも地道に、安全・安心でおいしい米作りをしていきたい」と話している。