木工工房「がらくた工房」木の温もり伝える

木工工房「がらくた工房」木の温もり伝える

 

スギやヒノキの香りに包まれた田首(たくび)俊彦さん(61歳、徳島市丈六町)の木工工房「がらくた工房」。昨年6月に出身地の上勝町正木にオープンした。組み木のからくり玩具や小物入れ、遊山箱(ゆさんばこ)など田首さんが制作した木工作品を展示し、500円から数千円で販売している。
「自分の作品を手に取ってもらえるとうれしいですね。新しい作品のアイデアを考えるのも日々の楽しみです」と田首さんは話す。
本格的に木工を始めたのは50歳を過ぎてから。小学校の教員として勤めながら独学で木工技術を習得し、季節に合わせてひな人形やサンタクロースなどの木工作品を制作。校内に展示したところ児童たちにも大好評だった。
昨年、教員を退職後に工房をオープンしてからは日々作品を制作する他、年に数回、木工仲間と徳島市立木工会館などで作品の展示会を開催するなど、意欲的に創作活動を行っている。
「好きで始めた木工。精進していい作品を作っていきたい。子供たちにも、もっと木とふれあってほしいですね」と話してくれた。
▽問い合わせ先=がらくた(我楽多)工房(上勝町正木平間241、電話090・8975・8659)