Vol.3 農業共済新聞四国版 5月1日発行号 「お母さんありがとう」
5月第2日曜日は「母の日」。毎日笑顔で、家事や子育て、農作業に頑張っている「お母さん」は、家族にとって太陽のような存在です。母の日には、あらためて「ありがとう」と、感謝の気持ちを伝えたいですね。農作業の傍ら、自分らしく輝いているお母さんを取材しました。子供たちからの感謝のメッセージも紹介します。
阿南市 新居 希予さん
「家で仕事をしていると、子供たちのすぐそばで仕事を見せられるのがいいですね。加えて農業は自分たちだけが携わっているのではなく、たくさんの方々との関わりが大切で、そういった世代を超えた人たちとのふれあいを子供たちに間近で見せられるのは、農業以外にはなかなかないと思います」と話す、阿南市那賀川町の新居希予さん(36)。
兵庫県で美術骨董品を扱う仕事をしていた希予さんは、9年前に夫の義治さん(39)との結婚を機に徳島に移住。現在は3人の子供(佳恭=かよ=ちゃん=8歳、三豊=みと=ちゃん=4歳、宗猛=たかはる=くん=1歳)に囲まれ農作業、加工品の生産販売、子育てと奮闘する日々が続いている。
「農業をするにあたって、楽しいことを多く考えるようにしています」と希予さん。みそやしょうゆ、甘酒を造るときは、佳恭ちゃんが一緒に手伝ってくれる。子供が農業を身近に感じることで、「古くから続いてきた文化が子供の内面に影響してくる」と希予さん。
「これからの子供たちが生きる時代には、文化から受ける価値観が非常に大事だと感じます。それをいろんな場面で子供たちに教えることができる『農業が身近にある環境』は、本当に良かったと思えるところです」と笑顔で話してくれた。
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メッセージ
●佳恭ちゃんからお母さんへ・・・お仕事しながらでも、いつもおいしいご飯を作ってくれてありがとう。一緒にご飯作るのが大好き。
●お母さんから子供たちへ・・・自分の中にある可能性を最大限に生かして広い世界に飛び立ってください。