達磨キウイ 国内外で高まる需要  手間かけて4Lサイズに 増産・輸出拡大へ 

達磨キウイ 国内外で高まる需要  手間かけて4Lサイズに 増産・輸出拡大へ 

_佐那河内村産キウイフルーツのオリジナルブランド「達磨(だるま)」は、1果175㌘以上の4Lサイズの大玉果だ。2011年から、8玉で約1・4㌔1箱を「達磨キウイ」として販売。高級フルーツとして、台湾や中国の旧正月(春節)に向けて輸出され、需要が高まっている。


_JA徳島市佐那河内キウイフルーツ部会の副部会長を務める渉 賢治さんは、キウイ栽培35年。妻の純子さんと二人で、14㌃の園地で「ヘイワード」を栽培するほか、ミカン、ユズ、スダチなども栽培している。 10月末から11月中旬までキウイフルーツの収穫最盛期を迎える渉さんは、「収穫時に実が落ちないようにコンテナを積み上げ、直接入るようにして気を付けている。傾斜地での作業は、高齢になるとできんようになってくるなあ」と話す。
_収穫したキウイフルーツの半分は、すぐにJAに出荷。残り半分は自宅の冷蔵庫で2月まで保存管理して、成熟させてからJAに出荷する。 「年間収量が約5㌧あるうち、達磨キウイの収量は約200㌔だけ。1月から2月に剪定作業を行い、摘蕾や人工授粉、摘果作業を行うが、一つずつ手作業なので大変。特に達磨のように大きくなるには、これらの手間をかけた上に、水管理や日当たりが大事な要因ではないか」と渉さんは分析する。
_現在、キウイフルーツ部会の会員は約40人。達磨キウイの割合は、全生産量のわずか約1・2%と少ない。
_今後の展開について、JA徳島市南部営農経済センター果樹選果場(佐那河内村)の日開潤課長は次のように話している。 「大阪、関東の都市部を中心に出荷しています。1果100㌘から115㌘のMサイズが1㌔300円で取引されるところ、4Lの達磨は1㌔約1700円と高値です。また、台湾や中国では高級フルーツとしての需要が年々高まっています。摘果や日当たりなどのさまざまな条件、栽培技術を農家の方と勉強しながら、達磨キウイの生産増を目指し、海外への出荷を増やしていきたい」

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写真上=キウイフルーツを収穫する渉さん夫妻
写真下=国内外で高級フルーツとしての需要が高まる達磨キウイ(写真提供=JA徳島市南部営農経済センター)