〈魅力ある農業に挑戦〉 東京五輪に「美ーナス」  基準をクリア、着々と準備

〈魅力ある農業に挑戦〉 東京五輪に「美ーナス」  基準をクリア、着々と準備

_2020年オリンピックが東京に決定した次の日に、『美ーナス』をオリンピックに納品することを目標設定しチャレンジを決めました」と話すのは、阿波市阿波町の武澤豪さん。15㌶で美ーナス(翡翠〈ひすい〉ナス)をはじめとした野菜や水稲などを栽培している。阿波市の若手農業後継者が中心となり、同市の魅力を農産物でPRする生産グループ「GOTTSO阿波(ごっつぉあわ)」のメンバーで、阿波市観光協会理事や阿波市議会議員も務めている。
_武澤さんは金融機関に勤務していたが、父親の病気を機に後を継ぎ就農した。「たまたま農業をしていたので、野菜で食育・町おこしをして阿波市を有名にすることと、若い農業者の意見を取り入れていくシステムを作り、GOTTSOブランドの確立を目標にしてきた」
_「グループ行動には目標があることが大事。今は、20年東京オリンピック・パラリンピックの選手村に美ーナスを納品して、世界中の人に食べてもらうことが夢」と意気込む。
_オリンピック選手村の食堂で提供できる農産物の基準は、安全性に関する生産管理の国際規格「グローバルGAP」、アジアGAP、農林水産省の農業生産工程管理(GAP)のガイドラインに準じた都道府県などの制度で生産管理が確認された作物としている。
_美ーナスは16年にこれらの認証を取得しており、内閣官房の東京オリンピック・パラリンピック競技大会推進本部から納品についての具体的な説明を受け、着々と準備は進んでいる。 武澤さんは「これを機に、阿波市を代表する野菜としてもっと知名度を上げて、町の活性化と次世代に希望をつなげたい」と話す。

20181001

写真説明=「美ーナスに続く商品の開発にも取り組んでいます」と武澤さん