子どもたち 生き生き 生産から販売まで一貫体験「とくしまキッズファーマープロジェクト」

子どもたち 生き生き 生産から販売まで一貫体験「とくしまキッズファーマープロジェクト」

_子どもたちが農作物の植え付けや管理、収穫、加工、販売までを一貫して体験することで、社会の仕組みや徳島の地産地消について学ぶ食育プロジェクト「とくしまキッズファーマープロジェクト」。昨年10月から今年5月末までの8カ月間、徳島市北田宮の宮崎農園で、蜂蜜(レンゲ蜜)作りを体験した4歳から12歳の子どもたちが、徳島市東船場町のしんまちボードウォーク周辺で開催する産直市「とくしまマルシェ」で、プロジェクト最終段階の販売体験を行った。

_「僕たちが作った蜂蜜おいしいですよ」「蜂蜜を使ったシフォンケーキはいかがですか」と行き交う人に大きな声をかける子どもたち。かわいい販売員に足を止め、熱心に説明を聞く人もいる。
_「子どもたちの表情、生き生きしているでしょ。自分たちで生産・加工した商品が間違いないっていう自信があるんですよね」と話すのはNPO法人「ALIVE LAB(アライブ・ラボ)」代表の上田啓人(うえた・ひろと)さん。上田さんはキッズファーマープロジェクトを始めて今年で8年、子どもたちに食育と徳島の産業を身近に感じてもらう取り組みを続けている。
_「関わってくれる人探しに苦労しました。とくしまマルシェに出店されている農家さんに通いつめ、収穫なども手伝って根気強くお願いしました。当日だけではなく、準備とかもある上に、繁忙期にお願いするわけですから」と上田さん。
◎食べるまでの苦労知る
_2018年とくしまキッズファーマープロジェクトの協力農家は6農園で、定員は各農園30人から45人。作業日は土・日曜日を基本に、植え付けから生産・加工・販売を、同じメンバーで、期間は1カ月から長いものは1年間経験する。8年間続けて取り組む子もいるという。上田さんは「子どもたちには、生産過程などがわかるように紙芝居を作って教えています」と話す。
_今回初めて参加した西星良(にし・せいら)さんは「今まで何げなく食べていたものが、食べるまでに苦労がたくさんあることを知った。蜜搾りの機械を回すのが難しかったけど、とても楽しかった」と話す。
_上田さんは「ただ体験させたいだけじゃなく、作り手の気持ち、生産することの大変さをわかってもらえれば。徳島には山・川・海があって、生産・加工のスペシャリストがたくさんいることを知ってほしい。この活動の後、家族で食について話す機会が増えればいいですね」と話している。

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写真説明=自分たちが作った商品を販売する子どもたち。とくしまマルシェは生産者との会話や試食ができる産直市として、毎月最終日曜日に開催