養蚕・藍染め 伝統文化学ぶ

養蚕・藍染め 伝統文化学ぶ

_地元産業や伝統文化の教育を、行政機関などと連携して実践的に行っている県立吉野川高等学校(吉野川市鴨島町)の生物活用科では、3年生6人が校内で蚕を飼育し、繭玉を使った作品を製作している。
_指導に当たる木村好孝教諭は「ふ化してすぐは人工飼料で育て、蚕の成長に適した量の桑の葉を与えます。室内の温度管理や蚕の扱い方にも細心の注意が必要です」と話す。
_校内で交配させた蚕の卵は、ふ化から幼虫までが安定しなかったため、今年は業者から購入。桑の葉は専用品種で、美馬市美馬町まで週1回採取しに行くなど調達にも一苦労あった。
_生徒たちは「身近なものだったので、養蚕には抵抗はなかった」「繭になっていく過程が楽しい」「蚕を優しく持つように気を付けている」と話す。繭玉を藍染めや草木染などさまざまな色で染め、アートフラワーやイヤリングなどを製作し高校でのイベントなどで販売するという。
_木村教諭は「吉野川の中・下流域を中心に盛んに行われていた養蚕や藍染めの伝統文化を学び、次世代に継承していければ。今後は飼育した蚕の生糸で藍染めの服を作りたい」と話している。

180602

 

 

 

 

 

写真説明=蚕の飼育、繭玉の染め上げ、アートフラワー作りに取り組む生徒