直売・加工品・観光農園 充実のイチゴ経営

直売・加工品・観光農園 充実のイチゴ経営

 

就農2年目 徳島県鳴門市 濵田朋彦さん
収支計画上回る収穫
「フルーツ狩り」へ拡大目指す
_ハウスイチゴの直売やジャムなどの加工品を販売し、イチゴ狩りが楽しめる鳴門市大麻町の観光農園「Strawberry farm HAMADA」。代表の濵田朋彦(はまだ・ともひこ)さんは、就農して2年目になり、一年を通してフルーツ狩りができる観光農園を目指している。

_「お客さんに『どのイチゴがおいしいですか』と聞かれたら、本当においしいイチゴだけをおすすめしています。この品種は甘さが足りないと正直に言うようにして値段も下げます。お客さんとの信頼関係が一番大切ですから」
_濵田さんは20歳ごろから調理師などをしていたが、「自分のペースでできる仕事がしたい」と就農を決意した。2013年から鳴門市内のイチゴ農家で栽培方法を2年半研修し、16年に鳴門市新規就農交付金を利用してイチゴ農家になった。
_10㌃のパイプハウスを建設し、17年2月からイチゴの直売をはじめ、同年3月1日からイチゴ狩りを開園。現在は「とちおとめ」「やよいひめ」「紅ほっぺ」「さがほのか」「章姫」「恋みのり」の6品種を高設栽培している。
__◎株数減らしても増収
_「株間を広げて病気が隣に移りにくいようにするなど、研修で学んだことを自分なりに工夫した結果、病気の発生が無く、定植は遅れましたが収穫量はあったので、収支計画書の当初計画以上の収穫実績になりました。1年目は7千株、2年目は5800株と株数を減らしているのですが、収量は去年より多く取れています」
_出荷先はJAのほか、レストランやケーキ店から直接注文もあるという。11月末からは園内の直売所で販売を開始。自社で加工したイチゴジャムやドライフルーツ、アイスクリームなども販売している。
_イチゴ狩りの期間は3月から5月末までで、完全予約制。今年は5月20日でいったん終わったが、直売所での販売はしばらく続く。「春休みやゴールデンウイーク中はお客さんが多いのですが、平日に来られるお客さんが去年より増えています」と手応えを感じている濵田さん。
__◎ブルーベリー狩りも
_今年から新たにブルーベリー狩りを始める。ブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリーなど約35本を栽培し、7月中旬から収穫を開始する予定だ。
_「年間を通してフルーツ狩りができる観光農園にしたいと思っています。イチゴ以外にもモモ10本、サクランボ5本、イチジク15本などを植えています。もっと土地を広げて観光農園の規模を拡大したいです」と濵田さん。「休む時間はないけど楽しいです。トイレや喫茶スペースなどを設けて充実した観光農園にしたいです」と話している。

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写真説明上=「高設栽培なので腰の弱い方でも安心です」と濵田さん
写真説明下=園内の直売所では収穫したばかりのイチゴや加工品を安く販売