規格外完熟トマトでケチャップ製造 本来の味を凝縮 桃ちゃんトマト倶楽部

規格外完熟トマトでケチャップ製造 本来の味を凝縮 桃ちゃんトマト倶楽部

徳島県東みよし町
農家の仲良し女性で結成された「桃ちゃんトマト倶楽部」(東みよし町西庄)の人気商品は、規格外の完熟トマトを使ったケチャップ。じっくり煮詰めた手作りケチャップは、トマト本来のおいしさが味わえると好評だ。

「自分たちが丹精込めて育てたトマトが規格外で出荷できないのは、味は変わらずおいしいのにもったいないとの思いから、トマトといえばケチャップでしょうと考えたのがきっかけです」と話す代表の安藤洋子さん(59)。
安藤さんをはじめとするトマト「桃太郎」の生産者4人、ミニトマトの生産者2人、他の作物生産者2人の仲良し女性8人が、桃太郎の「桃」をとって「桃ちゃんトマト倶楽部」を2006年に結成した。自家製のトマトケチャップや日頃から家庭で作って食べていた焼き肉のたれ(とまとタレ)、ユズやスダチのポン酢を製造販売している。
◎急傾斜地で栽培寒暖の差生かす
原材料となるトマトやミニトマトは、中山間の標高460㍍にある急傾斜地を利用した畑で栽培。大型トラクターなどが入れないため、人力で手間をかけて丁寧に育てられている。高冷地ならではの寒暖差により甘味の増した完熟トマトをじっくり煮詰めることで、ケチャップはトマト本来のおいしさになる。
主な出荷先は地元の直売所で、イベント会場などでも販売しているが、全てを手作業で行うため、あまり多く作ることができないという。
「近年、核家族が増えたこともあり200㍉㍑の使い切りタイプも作るようになりました。主婦の立場から、できるだけごみが増えないようにと容器にも工夫を凝らしています」と安藤さんは話す。
現在、地域の活性化と食育の一環として地元中学校へ出向き、ケチャップの作り方を中学生に教えている。安藤さんは「トマトの出荷と加工材料の準備をする時期が重なると、疲れがとれず毎日大変ですが、もうけを考えず、いつまでも仲良し8人組で維持していくのが当面の目標です」と話す。(萩原新市)
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写真①=桃ちゃんトマト倶楽部のメンバー。右端が代表の安藤さん

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写真②人気のケチャップととまとタレ

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