鶏「ボリスブラウン」 放し飼いで健康な卵に 

鶏「ボリスブラウン」 放し飼いで健康な卵に 

  標高400㍍の高地にある美馬市木屋平(こやだいら)の香川秀之さん(64)・廣子さん(65)夫妻は、ユズ畑や茶畑の中で鶏「ボリスブラウン」を放し飼いし、鶏卵「木屋平高原たまご」を生産している。
飼料は、トウモロコシを中心に、EMボカシや魚油など11種類を自家配合したもの。卵は白身が濃厚でクセがなく、黄身の色は淡いレモンイエローで、卵焼きやケーキに使用するとふわりとした仕上がりになると好評だ。
飼育していた人の勧めで始めて15年。秀之さんが営業と配達、廣子さんが飼育や園地の管理と、役割分担して二人三脚で取り組んできた。現在250羽を飼育。1日200個を採卵し、県内の商店や宿泊施設などに週2回に分けて出荷している。
「タヌキやイタチなどの野生動物の侵入を防ぐために柵や網を設置していますが、少しの隙間を見つけて柵の下に穴を掘って入ってくるんです。ユズの新芽を目当てにシカが現れることもあります。自然の中で飼育するのは大変です」と頭を悩ませている。
香川さん夫妻は「放し飼いにこだわっているため、広々とした場所が必要になるので一度にたくさんは飼えません。現状のままですが、欲しいと言ってくれる人がいる限りは続けていきたいですね」と話してくれた。

写真説明上=卵のパック詰め作業に忙しい香川さん
写真説明下=ユズ畑に出て元気に走り回る鶏